セミもあなたも運がいい。
- 2015/08/22
- 17:30
8/10「輝く日々を創る」に引き続いて、今回もセミの話しです。

「セミはなぜ鳴くの?」という質問には、「メスに居場所を教えているのだ」というのが定番の答えです。
オスだけが鳴いて、自分の居場所をメスに伝え、繁殖をしようとしているという説ですね。
しかし、この説ですと、ミンミンゼミやツクツクボウシに関しては説明が尽きません。
この2種類は、他のセミと同様に オスだけが鳴くのですが、鳴き終えるとさっさと移動してしまいます。
鳴いたらすぐに他の木に移動するようでは、メスが寄って来るチャンスを逃してしまいます。
よって私は、メスに対してオスが、自分の居場所を教えているのでは無いと考えるのです。
もちろん大きい声で鳴くことで、オスは自分の健康をアピールしているのだとは思いますが、それはメスへの直接的なアピールではなく、「こんなに大声で鳴いても捕食者に捕まらないよ!」という事だと思うのです。
言い換えれば、「健康であり、運の良いオスだけが 大自然に選択されている」のだと思うのです。
成虫のセミには、鳥類やクモ、カマキリなどの天敵が居ます。
このうち鳥類に関しては、セミは鳴かないで葉の陰などで隠れていた方が良いわけです。
鳴いたら、鳥に見つかりやすいわけですから。
それにも関わらず競って大声で鳴く事により、鳥に見つかってしまうような運の悪いオスが淘汰されるわけです。
動物学者は「生物の繁栄には、強い遺伝子を残すために、健康体と外敵に対する強さで 主にメスから選択と淘汰がされている」と言いますが、私はそれに加え、強運の持ち主が選ばれているのだと考えます。
セミ以外にも、オスだけが見た目が鮮やかな動物がたくさん居ます。
クジャクもオシドリもオスが派手派手しいですし、チョウやテントウムシでもその傾向があります。
見かけが派手ですと、当然に天敵から見つかりやすいために、運の悪いオスは捕まってしまうわけです。
そういう淘汰と選択を何千年も続けているうちに、強い種になっていくのです。
この「運が良い者が選択され、運の悪い者が淘汰される」という説をヒトに当てはめると、どうでしょう。
「私はジャンケンでも負けてばかりだから、運が悪いんだ」と思い込んでいる方は嫌な話しに聞こえるかもしれませんが、けっしてあなたは運が悪いことは無いと思います。
なぜなら、誰もが受精卵となる直前まで 大変に激しい精子の競争を運良く勝ち抜いてきたからです。
まさしく、生まれる前から強運の素質を持って生まれて来た私たちは、誰もが大変な強運を持っているのです。
アブラゼミ
ツクツクボウシ(オーシンツク)
参考:日本には他にもたくさんのセミがいます。
子供の科学のWEBサイト「コカねっと!」-科学や理科、工作の役立つ情報いっぱい!
大切なあなたが 幸せでありますように。
相談屋さん カフェカウンセリング 横尾けいすけ
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