目標達成の原則 ~短期と長期の計画を立てる~
- 2015/11/17
- 17:30
今回の『目標達成の原則』は、その4の 短期と長期の計画を立てるです。
「計画を立てるのは 当たり前ではないか」という声も聞こえて来そうです。
仰るとおりで、目標を達成するために、計画をするのは当たり前です。
しかし、今までお話ししてきた『目標を明確にする』、『内容を個性化する』をしていながら、計画を日々意識しない事で上手く行かない方が多いのです。
なぜかというと、計画が無い場合、潜在意識は 疲労と苦難を強めに感じてしまいます。
目標を明確にしたり、これからする事業の内容を個性化したりするのは、未来の事です。
一方、徹夜で仕事をしたり、客先のクレーム対応に四苦八苦したりするのは、今この瞬間の事です。
また、何とか仕事を終えて家に帰り 風呂に浸かり今日を大変だったなぁと思い出すのは、過去の事です。
これから成功しようとするチャレンジャーは、一般的に 未来の事を思うよりも 今の気持ちと過去の経験に影響されやすいのです。
上手く行っていない方は、今この瞬間の出来事や過去の経験に 感情を左右されやすいとも 言い換えられます。
潜在意識はあなたの気持ちに大きな影響を与えます。しかし、同時にあなたの気持ちも潜在意識の想いに影響を与えます。
本来、潜在意識には時間の観念がありません。現在も過去も未来も無いのです。
しかし、あなたが今の苦しさや過去の耐えがたい経験にばかり意識を向けていると、あなたばかりか潜在意識まで未来をなおざりにするのです。
未来なんかどうでもよいと想ってしまった潜在意識は、疲労を目立たせます。
疲れやすく感じるようになるのです。
あなたを疲れさせ、やる気を喪失させ、成功を妨げます。そうやって過去の状態を維持しようとするのです。
私が大学を出て就職したての頃は、やる気満々でした。もう20年以上前の事ですが、自動車部品製造業の事務員として採用して頂きました。当時は週休二日制が始まる直前で土曜日も仕事でしたが、それに加えて日曜日出勤も多かったのです。休む暇が無い忙しさでした。なぜ忙しかったのでしょうか。それは私の処理能力が低かった事、そして仕事が無限に有ったからです。
私は連日の残業で心身共に疲労困憊し、何事にもネガティヴな発想をするようになりました。
しかし、やり手の上司の方々は、タフでした。
50歳代後半の部長は、20歳代前半の私より全く体力で劣っていたのですが、タフなのです。
夜の10時、へとへとになった私に、このように声を掛けてくれるのです。
「けいすけ君、もういい加減にして帰ろうや」
ここまでは有り難いお言葉なのですが、続く言葉は拷問のようでした。
「よし、疲れただろう。飲みに行こう ♪」
朝の8時に出勤して14時間労働を超えているのに、「飲みに行こう」って言われても閉口します。
言葉を失っているうちに拉致され何時ものBarに直行。空きっ腹にウイスキーは疲労を更に助長します。
そんな日々が続き、私は考えたのです。「部長は何故に疲れないのか」と。
部長が持っていて 当時の私が持っていないものは何だろうかと考えたわけです。
その答えが、計画の有無です。 当時の私は与えられた目の前の仕事をこなすのに一杯一杯で業務に計画性が無かったのです。
工場の一年計画も十年計画も指示され作成しましたが、いい加減に作りましたし意識もしていなかったのです。
そんな私も入社三年目には計画を意識して行動をするようになり、疲労を感じず苦難にも冷静に対処できるようになりました。
目の前の仕事が多くて一杯一杯。疲労困憊してミスを連発。客からも上司からも不評。「もう、嫌だ!」と思っている方は、計画を意識してみてください。
開業してとても頑張っているのに、売れ上げが思わしくない。そんな方も短期と長期の計画を意識し直してみてください。
えっ !? 一年計画も十年計画も作っていない? それならば、とてもラッキーです。
なぜなら不足していた事が明確になったからです。
短期と長期の計画を作って、それを意識してみてください。
モチベーションが維持され、苦境を糧とすることが出来るようになります。
大切なあなたが 幸せでありますように。
相談屋さん カフェカウンセリング 横尾けいすけ
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