その27『 店が暇なとき 』
- 2016/02/20
- 17:50
◎ ナンバー1 販売員に成るために
~ 潜在意識を利用した成功術 ~
販売職をしていますと、暇な時が必ず有ります。 つまり、お客さんが来ない時です。
数時間来ない場合をアイドリングタイムと表現したりもします。
一日中来ない場合は「閑古鳥(カンコドリ)が鳴いている」と言ったりします。
ちなみに閑古鳥とはカッコウの事で、その鳴き声が物悲しいから、衰えてさびしい店舗などを言うわけです。
昔の日本人は、カッコウの鳴き声を物悲しいと感じたのでしょう。
松尾芭蕉も『憂きわれをさびしがらせよ閑古鳥』と詠いました。
しかし、大変におこがましいのですが、私がカッコウの鳴き声に感じるのは、風流さと涼しさです。
物悲しいとは感じられないのですが、あなた様はいかがでしょうか。
カッコウの鳴き声に感じ方が人それぞれであるように、店舗が暇な時も 感じ方が様々なようです。
「だるいなぁ」と思い続ける人も居ますし、「たまには暇なのも良いか ♪」と思う人も居るようです。
しかし、世の中には、引き寄せというものがございまして、だるいな だるいなと思い続けていると 潜在意識が今後もだるい日々を定着しようといたします。
会う度に だるいだるいと言っている人が健康で無いように、今後のお店も 続けて顧客が少なくなるものです。
「たまには暇なのも良いか。今日は楽にしていよう」という気持ちも、実は怖いものです。
知らず知らずに『暇なのが良い』を引き寄せているのです。
「暇である」それは事実です。
しかし、事実というのは認識の方向で様々なかたちに変換できるのです。
暇だから、忙しいときに出来ないブログやTwitterを更新するのも良いでしょう。
商品知識や社会情勢、歴史などの勉強をするのも良いでしょう。
顧客が訪れないからこそ出来ることを楽しくしたいものです。
ただ、気を付けたいのは、大掃除や徹底的な整理整頓です。
あくまでも営業時間であり、顧客はいつ来ても可笑しくないのです。
可笑しくないというより、来てもらわないと困るのですが。
折角の来店者を疎かにして放っておいて、掃除に集中していては本末転倒です。
お客さんは、自分が無視されている事を敏感に感じるものです。
顧客を無視して他の事に集中するのが とんでもない事なのは何時でも同じですが、頑張り屋さんほど掃除や整理整頓を懸命にやっていると顧客来店時に「いらっしゃいませ」も言わなかったりするものです。
気を付けたいですね。
暇な時こそ、普段出来ない事をしたり 学習をしたいものですが、もうひとつ 大切な事をしなくてはなりません。
それは 『忙しい状態のイメージとアクション』です。
今後に暇を引き寄せないためにも、忙しいという相反する状態をイメージするのです。心の中で想像するのです。
これは、リアルに事細かくイメージしたいものです。 こういうお客さんがこちらから来店して、この商品を手にして、そして別の商品をチラリとご覧になった …。
そんなイメージをしたとすると、架空の顧客の視線が行った商品が潜在意識の欲求するものなのだろうかと訓練にもなるわけです。
そして、架空の顧客が手にした商品棚を整えるふりをするアクションは、通りがかりの人から見て、繁盛してそうな店と勘違いされるわけです。
繁盛してそうな店という印象はとても大切です。
特に日本人は、繁盛している店に関心を示すのです。
暇な時こそ、繁盛している状態をイメージして、足を動かして、通りがかりの人に良い印象を与えたいものです。
先日に伺った衣料品店の話しですが、その時間は来店者が居ませんでした。
しかし、その店の販売員さんは店舗入口に陳列してある商品をテキパキと整えていました。
サッと店先に出て来て、サッと商品と整えるふりをして、サッと店内に入る。
まるで繁盛して忙しいお店のようです。
流石だなと私は思いました。
繁盛している印象を 不特定の人に感じさせるのはとても大切です。
それはまるでカッコウの鳴き声を、のどかで気持ち良いものに変換するようなものだと思うのです。
大切なあなたが 幸せでありますように。
相談屋さん カフェカウンセリング 横尾けいすけ
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参照:レジェンド石井裕之の「ダイナマイト モチベーション6ヶ月プログラム」
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