その42『 後輩への指導力 』
- 2016/03/23
- 18:30
◎ ナンバー1 販売員に成るために
~ 潜在意識を利用した成功術 ~
桜の開花と共に 初々しい新卒の後輩社員が、職場に加わる方も多いかと存じます。
新卒の新入社員にとっては、初めての社会生活。 やる気と裏腹に、緊張感もある事でしょう。
我々先輩も、彼らの力になってあげたいものです。
独りで成せる業務功績には限界がありますが、仲間と共に築けば より大きな結果が出せます。 始めは何も分からない新入社員ですが、丁寧に導いてあげたいものです。
今回は、後輩への指導が得意でない方へのアドバイスです。
とても成績の良い販売スタッフでも、後進者に教えることが不得意な方がいます。
場合によっては、教えるよりも自分で熟してしまった方が楽だからと、自分でやってしまったりします。
私も若い頃はそうでした。
当時は自動車部品メーカーの工場事務員をしていたのですが、自社の名前や住所も真面に覚えていない相手に、業務を教えるのは疲れを感じました。
また、新入社員は、社会的常識やマナーに欠けている人も少なくありません。
挨拶や感謝の表現が出来なかったりします。
当時はイライラしたものです。
新入社員だから仕事が出来ないのは当たり前。それは理解できても、マナーなどが身についていない事を実感すると閉口してしまうものです。
「お先に失礼します」も言えない「ご馳走さまでした」も言えないとなると、先輩としても辛いですね。
私たちの時代は、こういった場合に怒鳴って説教でした。しかし、今は何度か言って駄目なら無視してしまう方も少なくないようです。
後輩を無視する、つまり 相手にしないで自分で仕事をやってしまうのは楽です。
疲れずに済みます。
しかし、楽な道をばかりを選んでいると、自分自身が転落してしまうのはお分かりでしょう。
後輩を無視して勝手に仕事終えてサッサと終了。確かに今は楽ですが、しっぺ返しは必ず来ます。
繁忙期になると業績を伸ばせず、そして自分のストレスを膨らましてしまうわけです。
何としても、後進者に教えるのが得意な自分になりたいものです。
後輩に教えるのが得意で方は、相手を見くびっていないでしょうか。
「こいつ、分かってないなあ」と軽蔑していないでしょうか。
もし、そうなら改めたいものです。そういう気持ちは、すぐに相手に伝わってしまうからです。
軽蔑されたり馬鹿にされたり 相手にされないというのは、誰でも感じるものなのです。
馬鹿にされても向上する新卒者は、極一部だけです。
ほとんどの人は、仕事の習得が悪くなります。
つまり、指導を担当した先輩のお陰で、後輩の向上が滞ってしまう場合もあるのわけです。
「言っていることは分かりますが、こんな事も分からないのかと感じると 頭に来てしまうのです!」
そういう声が聞こえそうです。
確かに、こんな事も分からない相手に説明をするのは疲れます。
しかし、思い出してみてください。こんな事も分からない相手は、新入社員だけではないはずです。
お客さんの中にも 上司の中にも、頓珍漢な人は居るものです。
こういう相手は、あなたにとっては珍しい事ではないかもしれない。
もし、お客さんに対して「こいつ、分かってないなあ」と感じてもそれを顔に出さないですよね。
軽蔑する気持ちを相手に伝えないからこそ、売買が成立するのです。
後輩に対しても、同じでありたいものですね。
それでも軽蔑してしまう方は、相手を自分の子どもや弟妹と仮定してみるのも良いですよ。
そう思うと、相手の理解が遅いても、許せるものです。
相手を軽蔑せず、根気よく教えられる人を “寛容な人”といいます。
寛容な人はとても魅力的です。後輩からも同僚や上司からも好まれます。
そして 寛容な人は、顧客からも好まれます。
新卒者のお陰で、寛容な自分を育めるかもしれませんね。
大切なあなたが 幸せでありますように。
相談屋さん カフェカウンセリング 横尾けいすけ
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参照:レジェンド石井裕之の「ダイナマイト モチベーション6ヶ月プログラム」
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