ワガママ
- 2016/04/25
- 20:10
人間の潜在意識ほど、ワガママで利己的な動物は居ません。
人間以外の動物にも、潜在意識は在ります。
自分の肉体と 種の繁栄を維持しようとする潜在意識は、全ての生物が持っているのです。
そして 人間以外は、ほとんど潜在意識だけで生きています。
しかし 人間は、潜在意識の他に フツウの意識のタネが有りまして、それを育みます。
ですから、人間も生まれたばかりは、他の動物と同じく ほとんど潜在意識だけです。
他の動物よりも人間の潜在意識が ワガママで利己的という理由は、赤ちゃんを比較すれば分かります。
人間の赤ちゃんだけが、泣き止む事を知りません。
他の動物の赤ちゃんも鳴きます。 鳴きますが、危険が迫ったりすると一切鳴きません。
危険が迫ると鳴かないと、潜在意識がしているのです。
例えばライチョウは、成長するまで外敵に無防備です。 猛禽類のタカやキツネなどが近づいて来た時に、ピーチク パーチク鳴いていたら 見つかって食べられてしまうわけです。 だから親鳥が外敵を発見したとき、ヒナ鳥達に警告の鳴き声を発します。 その警告を聞いたヒナ鳥は、瞬時に鳴き止むのです。 そして動かないようにして外敵から身を守ります。 他の動物も同様の行動をします。
しかし人間だけが 何が有ろうと泣きます。危険が迫ろうが 猛獣に狙われようが、親の制止を無視して泣きます。
これは原始的な生活をしている民族も同様なので、人間の潜在意識は ワガママだと考えるわけです。
写真は コブハクチョウの親子
人の感情は、生まれたばかりの頃は、快適か不快かだけです。
愛も 優しさも 思いやりも 全く無いのです。
やがて主に親の影響で、多様な感情を育みます。
たまたま笑いに似たような表情をしたら、親が喜んで抱きしめてくれたから笑いを習得します。 優しさの素養が在るから人は笑うのではありません。 抱いてもらえるという利己的な理由から、笑いを習得するのです。
そして段々と人間性を習得します。花を踏みつけるよりも 花を綺麗だなぁと言った方が親が大切にしてくれるから それを習得し、優しくしたら親が喜ぶから それを習得するのです。
一部には異常な親も居ますので例外はありますが、一般的に始めは親の影響で人格が育まれます。
これを「三つ子の魂百まで」と言います。
そして、三歳児を過ぎたあたりから、思考力が高まり 自己形成欲が高まります。
自分を良くしようと思うわけです。
ここで個人差はありますが、みんな正しい人に成ろうと欲するのです。
そして、正しい人になる努力の毎日が続き、大人になり 歳を取り 生涯を終えます。
このブログをここまで読む方は、人として正しい方が多いと思います。 あまりよろしくない方は、こんな説教くさい文章は読まないか 流し読みをするでしょう。
しかし、どんなに正しい人であっても、自分の潜在意識は ワガママなままです。
なぜなら、潜在意識は成長しないからです。
自分も そして他人様(ヒトサマ)も、その潜在意識はワガママなままなのだという認識は持ちたいものです。
誰もがワガママな素養を持っているが、フツウの意識でそれを制御しているから社会人としてやっていけるのだと考えた時、自分には厳しく 他人には寛容でいられます。
大切なあなたが 幸せでありますように。
相談屋さん カフェカウンセリング 横尾けいすけ
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参照:レジェンド石井裕之の「ダイナマイト モチベーション6ヶ月プログラム」
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