その57 『 世間に認められる 』
- 2016/06/24
- 19:30
◎ ナンバー1 販売員に成るために
~ 潜在意識を利用した成功術 ~
先日、舛添都知事が辞職しました。
なぜ、辞めなければならない事態になったのか? それを考えることは、私たちにとっても他山の石として参考になるのだと思うのです。
舛添氏は、どうして都知事を辞めさせられてしまったのでしょうか。
「都民の税金を私的利用するという “悪い事”をしたからです」 この答えは正しいのですが、少し見落としがあるかもしれません。
悪い行いが判明したのは、舛添批判が過熱した後の事です。それは週刊誌によって報じられました。 私を含めた一部の人が 舛添批判をしている事に乗じて、週刊誌が色々と探ったのです。
つまり、税金の私的利用が判明したのは、舛添批判の後のことです。それよりも前から 舛添氏は民衆の審判にさらされていたのです。
◎ ◎ ◎
ならば、舛添氏が、民衆に批判された原因は何でしょうか。
ひとつ目の理由が、「都民のためになる事を何もしなかったから」です。
都知事でなくとも 全ての社会人は、何もしないと嫌われます。ここが子供と社会人との大きな違いです。
子供の頃は何もしなくとも嫌われたりはしませんが、社会という場では 何もしないと嫌われます。
あなたの職場に やる気のない人は居るでしょうか。あるいは故意に何もしない人は居るでしょうか。
そういう人は大概嫌われます。
聡明なあなたなら、何もしない人を嫌ったりしないかもしれません。しかし、全ての人があなたのように聡明ではないのです。
飲食店のウエートレスが疲れて動きたくないからと、注文をお願いしているのに見て見ぬふりをしても、不愉快に思わない人ばかりではないのです。
舛添氏の場合、オリンピックも大切ですし、自分の健康維持のために温泉に浸かるのも良いのですが、都民のための行為でないわけです。 間接的には オリンピックも都民のためになっています。新しい競技場を作るために仕事が増えた人もいるでしょう。ホテル業界も潤うでしょう。
また、本人が毎週温泉に足を伸ばして浸かるのも、それで体が良くなれば政も捗るでしょう。しかし、そういう事は間接的であり、民衆が求めている恩恵ではないのです。
何もしないと嫌われます。 一生懸命する人は好かれます。
その点、宮崎県県知事だった東国原英夫さんは、一生懸命する人としてのパフォーマンスが上手かったのです。
鳥インフルエンザが発生すれば、積極的にマスコミを利用して安全性を全国に訴えました。
事実、一生懸命でしたし、さらに一生懸命な自分をアピールしたのです。
ここが大切なところで、一生懸命であっても それを相手に伝えなくてはなりません。 伝わらないと、いくら一生懸命でも「何もしない人」と評価されるのです。
舛添氏が民衆に批判された理由のもうひとつは、「韓国人学校の建設計画」です。
保育園が不足しているという話題で持ちきりの時に、新宿区に韓国人学校を作ろうとしたのです。
外国人学校の充実は大切です。海外から日本に赴任してきた方のお子さんが通う学校は作らなければなりません。韓国の朴槿恵大統領のと会談した際に、いろいろと約束してしまった事もあったのでしょう。
外国人学校建設自体は正しい行いなのですが、保育園に入れないで困っている都民にとっては、面白くないわけです。
舛添氏の辞職の理由は、都民のための政をしなかったからだと私は思います。
東京都だけでなく、いや 日本だけでなく世界中の多くの人は、利己的です。
自分個人の利害を第一に考えます。そういう考えの人が多いのが事実です。
利己的な人にとっては、自分の為に何もしてくれない知事など どうでもよいのです。 そして、自分が地方税として納付したお金が自分のために使われず 韓国のために使われる事は不愉快なのです。
なぜなら、外交は国家がするのもであり、地方行政のする事ではないからです。
◎ ◎ ◎
世の中に利己的な人が多いからこそ、思いやりのある人は 他人様の敬服を得て成功し幸福になります。
多くの人が持っていない『思いやり』というものを持つと、それは大きな魅力になります。
人が持っていない大きな魅力には、お家柄もあるでしょう。美貌などの外見も、芸術的能力もあるでしょう。
しかし、そういう先天的魅力があまり無い人でも、思いやりなら出来るのです。
思いやりは、全ての人が、やれば出来ることなのです。
◎ ◎ ◎
顧客満足度という言葉があります。 お客さんがどれだけ満足を高めたかということです。
顧客の満足度を高めると リピーターになるかもしれません。あるいは良い評判も流してくれるかもしれません。
だから、多くの販売スタッフは、顧客満足度を高めようと努力します。
しかし、その思いが上手く伝わらない時があります。
お客さんが満足してくれるように頑張っているのに、どうも伝わらないという事があります。
重箱の隅の汚れを指摘するように、“妙な言いがかり” を言ってくる場合があります。
そういうとき、多くのスタッフは「あのお客さん、変わっているね」と、客のせいにしがちです。
事実、重箱の隅をとやかく言うお客さんは、賢者とは言えません。
しかしだからといって、変わっている人でもありませんし、少数派でもありません。
むしろ、そういう利己的な人の方が この世の中には多いのです。
品格のある人は、自分の利己心を押さえます。
逆に、品の無い人は、利己心を存分に表してクレーマーとなります。
品格の有る無しの違いだけで、大多数の顧客の潜在意識には、利己的な想いが在るのが実際です。
そう考えると、「あの客は変わっている」と感じて終えてしまうよりも、「人が持つ利己的な欲求を満たさなかったから こうなったのだな」と考えた方が、自分の成長に繋がるのではないでしょうか。
◎ ◎ ◎
今回は、「社会では、何もしないと 認めてもらえない」というお話しと、
「利己的である多数の人のニーズを満たす事が大切」というお話しでした。
大切なあなたが 幸せでありますように。
相談屋さん カフェカウンセリング 横尾けいすけ
( ↑ 無料のメールカウンセリング受付中です)
ブログランキングに参加しています。
お読みいただき、良かったなと思ったら クリックして下さい。
〜 あなたの感動を より多くの方と共有しましょう。〜