その58 『 商品力よりも人間力 』
- 2016/06/28
- 20:40
◎ ナンバー1 販売員に成るために
~ 潜在意識を利用した成功術 ~
ナンバー1販売スタッフを目指す皆さんに、今回は “店舗経営”を考えていただこうと思います。
販売スタッフに、店舗経営の話しなど関係ないと言わないでください。
両者の違いは 給与や社会保障だけで、「どうすべきか」「どうあるべきか」は同じなのです。
成功するには、“まじめに頑張る” のが大切です。
しかし、それは多くの人が すでに精一杯やっています。 社会では莫大な数の人が まじめに頑張っています。 頑張り屋さんで合格点の人は沢山います。 しかし ポスト、つまり仕事口は、全員分はありません。
あなたが安定した就業や ナンバー1を目指すなら、“まじめに頑張る”だけでなく、他人様(ヒトサマ)の需要を満たす事が大切です。
店舗経営では、「他人様の需要を満たしたかどうか」が 10年以内に答えとなります。
他人様の需要を満たしていないと、10年以内に倒産します。なぜ10年なのかは分かりませんが、日本社会ではそれが現実です。
販売スタッフであるあなたが「他人様の需要を満たすこと」を考えるとき、自営業を例にすると客観的になれると思うのです。
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では、想像力を働かせて、心の中でイメージしてみましょう。
あなたが、ラーメン屋さんを始めるとします。
例としてなので、文房具屋でも 薬局でも 何でもよいのですが、最近は飲食店を始める人の方が多いので、ラーメン屋とします。
これから始めるラーメン屋で成功するために、どうすれば良いのでしょうか。
私が言っているのは、ラーメン屋を始めるのに何が必要ですか?という問いかけではありません。成功させるためです。
成功させるために、どうすべきでしょうか。 あるいは、どうあるべきでしょうか。
考える事は沢山ありそうです。
スープは どういう味にするかとか、サイドメニューはどうするか。 価格は? 仕入れ先と仕入れ価格は?。
出店場所は? 営業時間は? スタッフは? 損益分岐点は?…
いろいろな事を考えないとならないようです。
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スープの味、サイドメニュー、価格、そして商品の味を左右する仕入れなど。
こういう商品の魅力を高めようとする事を「商品力を高める」と言います。
商品力とは、業種によっては 品質の高さや機能、デザイン、使いやすさなどもあるでしょう。
商品力が高いということは、魅力的な商品であるということです。
「魅力のある商品にする事はとても大切だ」と 全ての事業主は考えます。
ありふれた物よりも 魅力的な物を、誰でも買いたくなるだろうと考えるのです。
だから、商品力を高めることに必死になります。
しかし、商品力を高める事だけに頭がいっぱいだと、必ず失敗します。
なぜなら、ライバル他社も商品力を高めようと必死だからです。
みんなが商品力を高めようとしているときに、自分も商品力だけの事を考えていると 成功する可能性は下がるわけです。
仮に成功したとしても、それはたまたま上手く行っただけだとなります。
ラーメン屋さんの場合は、スープの味やサイドメニュー、価格、仕入れなどは商品力です。
「美味しくて 安いのなら、成功するのだ」と、商品力の事だけ考えていると失敗します。
あなたの知っているお店で、オープンしたばかりの頃は行列が出来ていたのに、10年経たずに閉店したお店は無いでしょうか。 例え去年のことであっても 閉店したお店の事は忘れがちですが、思い出してみてください。
一方、10年以上繁栄しているラーメン屋を知っているでしょうか。 そういうお店はチェーン店展開しているかもしれませんし、いまだに一店舗で着実にやっているかもしれません。
始めは行列したけれど10年持たずに閉店したお店と、10年以上繁栄しているお店を見比べてみてください。
まず 見えてくるのは、共通性です。 両者とも商品力は高かったという事です。
商品力は両者とも高いのに、なぜ結果に差が出るか。
それは、成功者は、商品力だけでなく 自分の人間力も高めていたからです。
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人間力とは、いわゆる人柄であり人間性です。 性格というより、性質です。
私はこのブログでも「思いやり」をコンセプトとしています。 思いやりも 人間力の一つだと思うからです。
販売に於いて、人間力とは何でしょうか。
商品力だけではなく、人間力も高めるとはどういう事でしょうか。
次回から人間力について考えて行きたいと思います。
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ラーメン好きの私が思うに、味だけで勝負していたお店は 全て閉店しています。
「味で勝負だ!」と商品力を高めることに意気込むのは良いのですが、勝負という戦いは他店とやっていただきたいものです。お客さんに向かって「味で勝負だ!」と腕組みして言われても困ります。
顧客に向かって腕組みするのも パフォーマンスなのだと思いますが、そんなのはもう面白くありません。
人間力を自ら高めないと、商品力がどれだけ高くとも、顧客は離れてしまうのです。
大切なあなたが 幸せでありますように。
相談屋さん カフェカウンセリング 横尾けいすけ
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