チャレンジの期間は必死にやる
- 2017/05/13
- 21:00
春に渋谷の珍味料亭に伺いました。
ここは以前から私の好みの店。 お値段が私にとってはそれなりに高いので、その日は久しぶりで楽しみでした。
早い時間ということもあって独りで4人席を広々と使わせて頂きました。 料理もお酒も美味しくて満喫です。
しかし、接客してくれた男性店員さんにはズッコケました。
学生バイトだか新入社員だか分かりづらい面影の方でしたが、仕事が不慣れなのは間違いない様子。
席に着くなり私が発した一言からズッコケが始まりました。
私:-)「ビールは何が入っているんだっけ? モルツ?」
店員 「・・・ いえ、無いです ・・・」
私:-)「・・・」
店員 「・・・」
私:-)「・・・ビールは何がありますか?」
店員 「・・・ ジョッキかビンです」
私 (>_<)「いや、そういう事ではなくて」
隣で聞いていたお客さんがクスクス笑っています。
私もここで怒ってはなりません。始めから私がメニューを見るべきだったのです。
自分で「お飲み物」のメニューを開いて選んでビールの銘柄を注文すべきでした。
私も不覚でした。
しかし、この店員さんもビールの銘柄くらい覚えておいてほしいものです。
新人であったとしても「モルツ?」という質問に「ジョッキかビン」では会話になりません。
最低限「スーパードライです」くらいは答えてくれないとお客さんが困ってしまいます。
欲を言えば「スーパードライが冷えております」だとベスト。 なぜなら「冷えている」という修飾語で、モルツを希望しているかもしれない顧客のテンションを下げずに済むからです。
そこまでは求めませんが「ジョッキかビン」と言う返事は勘弁してほしい。
でも大丈夫ですよ。 私はにんまり笑顔さんです。 その程度で怒ったりしません。
この店員さんは私が客でラッキーでした。 ここは渋谷の街なのです。時期にヤーサンだって来店するでしょう。はやくメニューを把握しないと命に関わるかも。
必死に勉強してもらいたいものです。 大切なあなたが幸せでありますように。
◎ ◎ ◎
学生生活と社会人の大きな違いは、出来ない状態が 許されるか許されないかです。
学生は、出来なくとも何とかなります。 許されてしまうのです。
中間試験で合格点を取れなくとも、期末試験があります。
期末試験もダメでも極端な話し、3月までに出来るようにして進級できれば何とかなるのです。
本当はそれではいけないのですが、とにかく何とかなります。学生生活では今出来なくとも許されるから。
しかし 社会人は、今出来ないと許されません。
「僕はビールを飲まないから、ビールの銘柄を知らなくとも仕方ない。そのうち僕も覚えるでしょう」とノンビリしている事は許されません。
上司に怒られるのなら、まだ良い方です。
短気なお客さんなら「お前、辞めろよ」と言うか、皿を割るでしょう。
◎ ◎ ◎
『社会人は出来ないが許されない』だから 必死に今やらなければなりません。
新人だと思えるこの店員なら、必死になって自店のメニューくらいは最低覚えなければなりません。
本当は自店で扱っていない銘柄も覚えたり、銘柄だけでなく 味とか喉ごしとかまろやかとか説明できないといけないのですが、まずは自店のメニューは必死に今覚えないとならないのです。今です。
覚えられないのなら徹夜をしても、翌回の勤務日までには間に合わさないとなりません。
「勤務時間外は仕事をしません」は、労働基準法では許されます。合法です。
しかし、法律を守れば幸せに成れるものではありません。
今、正確には次の機会から、出来るようにする努力をしないと淘汰されます。
このような事を言うと嫌われるので、多くのカウンセラーは言いません。
しかし、成功したいのなら、今、やらないとダメです。
なぜなら、今やった人が やらなかった人の分まで仕事をして、やらない人は仕事が無くなるからです。
これが私の言う淘汰です。
今回の話しを聞いて、社会生活がウンザリした人も居るでしょうか。
でも、安心してください。 学生時代に漢字や英単語を毎日のように習得したあなたなら、料亭のメニューなど覚えられるに決まっているのです。
料亭だけでなく 多くの職業では、出来るに決まっている事しか課題にならないと私は思います。
先輩が出来ている事が、そんなに難しいわけはないのです。
先輩たち全員が天才なら別です。(それが芸術家の世界です)
出来ている先輩だって凡人なのです。 自分に出来ないわけがないのです。
大切なのは、今、習得しようと努力すること。
それこそ不眠不休で、文字通り血を吐くまで頑張ることです。
そうすれば、必ず出来るように成ります。出来るようになれば、楽にこなせるのは知っていらっしゃるでしょう。
要領よく成れますからね。
もし、頑張っても習得できず 本当に吐血したり失神したら、上司や相談屋さんに相談しましょう。
必死で頑張っても出来ない理由は、やり方が間違っているからです。
向いていないのでも才能が無いのでもありません。
やり方が間違っているから出来ないのです。
相談して、相談相手のアドバイスに素直に耳を傾けると、出来るようになります。
◎ ◎ ◎
その後も新人の店員さんは、たくさんの失敗をしました。
食べ終えた皿を片付けるのに持っていたお盆を置きたくなって、なぜが空いている椅子にお盆を置いて皿を片付けたり、ポケットに入っている端末に客の注文をその場で入力しないので「もう一度お願いします」と言ったりしていました。
私が「焼酎ダブル、ストレートで。喉が焼けるから氷水もください」と注文したら案の定分からなくて、3分後に戻って来て「もう一度お願いします」
「分からない事はその場で聞かないとダメだよ!」とついに私も言いました。
今度行ったら、ビールの銘柄を覚えていてくれるかしら。
大切なあなたが 幸せでありますように。
相談屋さん カフェカウンセリング 横尾けいすけ
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