社会性動物のタイプ ~性質について ⑤ ~
- 2017/12/06
- 19:30
#性質 #気質 #性格 #潜在意識 #自己成長 #自己啓発
(前回からの続き)
前々回は、群れを作る動物である『社会性動物』と、単独で暮らす『単独性動物』のお話しをしました。
人間は社会性動物の性質を持っています。人間は集団で生きる動物です。 ライオンも バッファローも チンパンジーも 社会性動物であり、集団で生きています。
社会性動物には沢山の種がありますが、その数と形態には差があります。
小規模な集団を作る種と、大規模な集団を作る種があるのです。
例えば、ライオンは母系親子と1頭のオスという形態です。それ以外の形態はありません。 血縁の家族か、ハーレムが繁栄したとしても父親が同一の親族のグループです。 その為に比較的少数集団です。
一方、チンパンジーの群れは多数で、血縁ではないメンバーも沢山居ます。 ボスだけが繁殖をするのではなく、他のオスも子供を残すからです。 強いオスが人気者となりますので子供の数は違えども、ライオンのハーレムよりは大集団となります。 また、実は乱婚で、繁殖期のメスは一日に多くのオスと性交をします。繁殖期に性交を沢山すればそれだけ着床する確率が上がります。
よって、食料が豊かな時は大規模な集団と成ります。
シマウマやバッファロー、ネズミなども大規模な集団です。
◎ ◎ ◎
社会性動物にも、小規模な集団を作る種と、大規模な集団を作る種があるのは何故でしょう。
それは、食糧確保と 捕食者からの防御、そして群れどうしの戦いをするかしないかが関係しています。
つまり、ライオンなどの力の強い社会性動物は、大規模集団にしない方が有利なのです。
狩りをするのに何十頭も居たら、ターゲットである草食動物に自分たちが隠れているのがバレてしまいます。 また獲得できた1頭を大勢で分けて食べなくてはなりません。
また、ライオンは他の群れと戦うことはありません。 狩りはすれども戦(イクサ)はしないのです。 戦では大勢居た方が有利ですが、ライオンは戦をしないので 小規模な集団が都合良いのです。
(ちなみに、ライオンと家猫以外のネコ科の動物はもっと顕著で、小規模の集団も作らない単独性動物です。 獲物は自分と自分の子供だけで食する事ができます。)
これが小規模な集団や単独性動物の利点です。
でも、力の弱い動物は 小規模だと捕食者から防御ができません。 大勢居る事で捕食者をいち早く見つける事ができますし、助かる者も多くなり種の繁栄ができます。
シマウマは多くのカップルが子供を作り、捕獲されても種の繁栄をしようとする作戦です。
ミツバチは沢山の姉が より沢山の妹を育てて、繁栄しようとしています。
弱い動物は、大規模な集団を作って捕獲者から防御する作戦です。
ちなみに同じ類人猿でも、チンパンジーやテナガザルなどの小型の類人猿は大規模な集団です。 ヒョウなどの捕食者に対して弱いからです。
でも、ゴリラは小規模な集団ですし、オランウータンなどは単独性動物で集団を作りません。 捕食者に対して強いからです。
さて、人間はどうでしょうか。
我々人間 つまりヒトは、大集団でしょうか、あるいは小規模グループでしょうか。
食糧確保と 捕食者からの防御、そして群れどうしの戦いをするかしないかで考えてみてください。
(続く)
(前回からの続き)
前々回は、群れを作る動物である『社会性動物』と、単独で暮らす『単独性動物』のお話しをしました。
人間は社会性動物の性質を持っています。人間は集団で生きる動物です。 ライオンも バッファローも チンパンジーも 社会性動物であり、集団で生きています。
社会性動物には沢山の種がありますが、その数と形態には差があります。
小規模な集団を作る種と、大規模な集団を作る種があるのです。
例えば、ライオンは母系親子と1頭のオスという形態です。それ以外の形態はありません。 血縁の家族か、ハーレムが繁栄したとしても父親が同一の親族のグループです。 その為に比較的少数集団です。
一方、チンパンジーの群れは多数で、血縁ではないメンバーも沢山居ます。 ボスだけが繁殖をするのではなく、他のオスも子供を残すからです。 強いオスが人気者となりますので子供の数は違えども、ライオンのハーレムよりは大集団となります。 また、実は乱婚で、繁殖期のメスは一日に多くのオスと性交をします。繁殖期に性交を沢山すればそれだけ着床する確率が上がります。
よって、食料が豊かな時は大規模な集団と成ります。
シマウマやバッファロー、ネズミなども大規模な集団です。
◎ ◎ ◎
社会性動物にも、小規模な集団を作る種と、大規模な集団を作る種があるのは何故でしょう。
それは、食糧確保と 捕食者からの防御、そして群れどうしの戦いをするかしないかが関係しています。
つまり、ライオンなどの力の強い社会性動物は、大規模集団にしない方が有利なのです。
狩りをするのに何十頭も居たら、ターゲットである草食動物に自分たちが隠れているのがバレてしまいます。 また獲得できた1頭を大勢で分けて食べなくてはなりません。
また、ライオンは他の群れと戦うことはありません。 狩りはすれども戦(イクサ)はしないのです。 戦では大勢居た方が有利ですが、ライオンは戦をしないので 小規模な集団が都合良いのです。
(ちなみに、ライオンと家猫以外のネコ科の動物はもっと顕著で、小規模の集団も作らない単独性動物です。 獲物は自分と自分の子供だけで食する事ができます。)
これが小規模な集団や単独性動物の利点です。
でも、力の弱い動物は 小規模だと捕食者から防御ができません。 大勢居る事で捕食者をいち早く見つける事ができますし、助かる者も多くなり種の繁栄ができます。
シマウマは多くのカップルが子供を作り、捕獲されても種の繁栄をしようとする作戦です。
ミツバチは沢山の姉が より沢山の妹を育てて、繁栄しようとしています。
弱い動物は、大規模な集団を作って捕獲者から防御する作戦です。
ちなみに同じ類人猿でも、チンパンジーやテナガザルなどの小型の類人猿は大規模な集団です。 ヒョウなどの捕食者に対して弱いからです。
でも、ゴリラは小規模な集団ですし、オランウータンなどは単独性動物で集団を作りません。 捕食者に対して強いからです。
さて、人間はどうでしょうか。
我々人間 つまりヒトは、大集団でしょうか、あるいは小規模グループでしょうか。
食糧確保と 捕食者からの防御、そして群れどうしの戦いをするかしないかで考えてみてください。
(続く)
大切なあなたが 幸せでありますように。
相談屋さん カフェカウンセリング 横尾けいすけ
( ↑ 無料のメールカウンセリング受付中です)
ブログランキングに参加しています。
お読みいただき、良かったなと思ったら クリックして下さい。
〜 あなたの感動を より多くの方と共有しませんか〜