『山口真帆さん、暴行被害事件不起訴』から学ぶこと(その1)
- 2019/03/26
- 23:30
# NGT48 # 山口真帆さん
23歳の現役アイドル・山口真帆さんが暴漢に襲われても、その加害者成人男性が有罪にならなかった事。
そして、その加害者男性たちに 暴行を指示する女性メンバーが居たのか否か。
また、山口真帆さんの人権を擁護しようとしないで、NGT48の営利ばかりを追求する運営者。
まったくスッキリしない思いの方も多いと思います。
今回のblogは、数回に分けて『山口真帆さん暴行被害事件不起訴』の理由と 社会の理不尽さを知り、正しい人が幸福に生きるための糧としたいと思います。
【 誰にも降りかかる災難 】
この事件は、社会の理不尽を象徴していると思います。
多くの人が早ければ小中学生の時期から、人によっては遅くとも社会生活を始める頃には嫌でも経験する『やりきれない思い』という理不尽が、この事件に凝縮されています。
AKB48グループ(以下AKB G.)のルール(つまり ローカルルール)である『アイドルは恋愛をしないこと』を忠実に守り、芸能人として自分のファン全員に誠意を持って活動していこうとしていた山口真帆さん。
そういう正しい人を やっかむ同グループメンバーが “居たのではないか” ということは、どこの職場や学校でもあり得るのではないでしょうか。
【 2-6-2の法則は常にどこにでもある 】
古今東西どこの社会でも、出来る人や真面目に頑張っている人、魅力のある人が、約20%居ます。
勉強や仕事が出来る人、社会のルールを守るなど真面目に頑張っている人、人としての魅力にあふれた人が必ず居る一方、当然ですが、出来の悪い人や不真面目な人、魅力に欠ける人も必ず居ます。
(これも20%ほどで、残りの60%が いわゆる普通の人です)
これを 2-6-2の法則と言いますが、高度な知能を持った人間だからこその当たり前に起こることで、他の動物には無い性質です。 また、2-6-2の法則は日本に限ったことではなく、社会を形成する人間の集団では必ずあります。
2-6-2の法則があること自体は悪いことではありません。 優れている人が優れているとはいえない人を擁護し続ければ、素晴らしい社会となるからです。
問題になるのは、出来の悪い人が 出来る人を やっかむ時です。 山口真帆さんのように個人の幸福よりもグループ全体の繁栄を考えている人を うざったがる人が居ます。 そして山口真帆さんのような正しい人を排除しようとする人が居ます。
これもまた、出来の悪い人のうちの20%居ますから、全体の 4%がうざったがる困った人です。
(100人の集団には、4人の “出来る人をやっかむ人” が居ます)
よく学園ドラマなどでも描かれますが、皆のことを思って真面目に頑張っている級長をねたむクラスメイトが数人居ます。
「真面目にやっちゃってさ!」とか「自分だけ良い子になっちゃって!」とか、意味不明なやっかみを思い、本当は自分が改善すべきなのにそれを怠り、挙げ句の果てには級長を虐めます。
なぜでしょうか? それは 自分を改善するよりも 出来る人や正しい人をやっかんだ方が楽だからです。
そう思う人が、全人口の4%は居るのです。
戦前までは 身分の高い人の4%が 身分の低い人などを虐めていましたが、平等を得た今は 逆になってしまいました。 ダメな人の4%が 正しい人を虐めているのが大変目立っています。
【 山口真帆さん 暴行被害事件不起訴を考えるにあたって 】
山口真帆さんが受けた屈辱は、あなたの身にも起こるかもしれません。
虐められている彼女を社会全体で守ると共に、自分が同様な被害を受ける場合の対処法も含めて、この暴行事件を考えたいものです。
なお、人は誰しも幻覚を見るものですし、間違った想像もします。
山口真帆さん当人の思い違いもあり得ますので、その点は気をつけて見ていないとなりません。
このあとの文章も、本人の主張と 警察の発表などを 極力主語が分かるように記しますので、読者の皆さんもその点も気をつけてお読みください。
【 第一章:山口真帆さんと、事件の説明 】
山口真帆さんは、NGT48チームGという新潟を拠点としたアイドルグループの副キャプテンです。
(NGT48には、チームGの他にチームNIIIがあります)
NGT48は、AKB48の姉妹グループであり、正規メンバーは21名ほどの女性グループ。
人気は、国内アーティスト 歴代CD総売上枚数ランキングで3位のAKB48には遠く及ばないものの、発売する新曲は 15万枚前後売れますので、大人気のアイドルグループとも言えます。
NGT48は、AKB48や 博多を拠点としたHKT48と同様に、音楽プロデューサーとして国内ナンバー1の秋元康さんが手がけていますが、運営は株式会社AKSであります。
よく「秋元康のAKB G.」と言われがちですが、今現在の彼が担当しているのは楽曲の提供と活動の提案であり、運営方針の最終決定は 秋元康さんが属さない株式会社AKSです。
ですから、現在は、活動の管理責任には秋元康さんは関係していません。
(私の想像ですが、秋元康さんは、営利第一主義になってしまった AKSの管轄グループを とうに残念に思っているのだと想像します。 最近、坂道グループに彼が力を入れているのも 儲けばかりを考える (株)AKSの範ちゅうの外だからだと思います)
この (株)AKSという芸能事務所がくせ者です。
詳しくは別記にしますが、結果的に現在の代表取締役は、出資した会社である京楽産業.株式会社の息が掛かった人です。
さて『現役のアイドルが暴行され、被害者なのに理不尽な扱いを受けることになった事件』の経緯をひとつひとつ検討したいと思います。
昨年 (2018年) 12月8日の夜、NGT48一期生 山口真帆さんは、新潟市街の自宅マンションに帰宅します。
このマンションは AKSが契約した賃貸物件で、4人ほどの他のメンバーも同一フロアに居住していました。
(これは警察の捜査報告にもあるので事実です)
年頃の女性で しかもアイドルである山口真帆さんは、当然に 普段から付きまといなどに警戒していました。
この日も山口真帆さんは周りを警戒しつつ、送迎車から自宅に入ったと言います。
(これは真帆さんの主張ですが、常識的に当然と判断できます)
以下は 山口真帆さんの今は削除させられてしまったtwitterによる告白です。
「その日も(マンション内の)廊下に誰もいないことを確認して 部屋に入り、すぐにドアを閉めようとしたら、(誰かの)手が出てきました。 そこから こじ開けられました。
「それから(私は)顔を捕まれ、押し倒されそうになりました。(私はその男を)必死で(自宅玄関内から)追い出そうとしました」
(これも警察の捜査報告にもあるので事実です)
「(中略)(自宅玄関で格闘する男とは)違う男が 向かいの部屋から出てきました。 その部屋は、違うメンバーだ住んでいた部屋でした」
このあたりから、山口真帆さんの良い人間性が見られると共に、彼女の失敗が導かれてしまいます。

事務所側に削除させられた山口真帆さんのtwitter
【 山口真帆さんの人間性の良さが仇になった 】
つまり、NGT48の繁栄を心から思う山口真帆さんは、自分の受けた暴行被害を二の次にしてでも NGT48の改善を希望したのです。
それは素晴らしいことだと私も感想しますので彼女を応援しますが、自分の被害を告訴する方向に持って行かなかったのは結果として失敗となりました。
もし、口を押さえられたときに怪我をしたと申告していれば、加害者は逮捕されていたでしょう。
そして 警察から送検を受けた検察も、事件化したと思います。
しかし、NGT48の評判を思い、同時に犯行者を恨めしく思わない山口真帆さんが「怪我はありませんでした」と警察の取り調べで言ってしまったがために、検察は不起訴にしたのです。
もし、この時に小さなアザや傷でもあれば確実に暴行なので、検察は罪を問うはずですが、怪我が無ければ暴行として成立しない場合があり得ます。
検察は、法廷で負けることを極端に嫌いますので、被害者本人が「怪我もありませんし、大丈夫です」と言うならば、積極的に事件化しないのです。
検察が暴行事件として取り調べを実行していれば、その過程から 加害者男性と交際のある女性メンバーや 女性メンバーが襲撃を指示したのか否かがはっきりしたはずです。
(弁護士ばかりで作られた第三者委員会では、メンバーが襲撃を指示したかどうかなど調べません。委員会の目的が違います)
実際、口を塞がれた山口真帆さんは怪我をしたと私は想像します。
考えてもみてください。 嫌がる女性の叫び声を制するために口を押さえる場合、その女性の体に触れずにできるものではないのです。 必ず 肩やあごなどを押さえないと口を塞ぐことなどできません。
つまり、山口真帆さんには、小さな傷やあざなどがあったはずなのです。
* * *
しかし山口真帆さんは「怪我はありませんでした」と警察に言いました。
繰り返しになりますが、そう言った理由は、NGT48の繁栄を思っていたからです。
自分が不利益をしてでも NGT48を繁栄させようとした山口真帆さんを本当に敬服します。
(つづく)
大切なあなたが 幸せでありますように。
相談屋さん カフェカウンセリング 横尾けいすけ
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