『山口真帆さん、暴行被害事件不起訴』から学ぶこと(その2)
- 2019/04/02
- 22:33
# NGT48 # 山口真帆さん
前回の「その1」で大切なところは『山口真帆さんが NGT48という組織のためを第一に思っていた』ことです。
私は、山口さんが利己的な性格ではなく 組織の繁栄を思っていたことに敬服し、逆に利己的な人というのは、結局のところ社会という組織から排除されるのだなと思います。
集団で生きる動物の全てがそうであるように、社会を形成する人間にとって大切な事は 利他の心だと思います。
* * *
山口さんは、マンションの自宅玄関前で暴漢に襲われました。
それにも関わらず、山口さんという女性が暴漢に襲われても 検察が不起訴とした理由の第一は、被害者である彼女が「怪我はない」と言ってしまった(あるいは 事務所側から言わされた)こと、そして被害届を出さなかった(あるいは事務所側が被害届を出さないことを山口さんに勧めた)ためです。
大きな外傷が無く、そして被害者が告訴せず、しかも被疑者に前科もなく やましい心がない様子ならば、検察は不起訴を選択する可能性が充分考えられます。
なぜなら、日本の検察は法廷で負けるのを極端に嫌うからです。
刑事事件での勝率がほぼ100%の検察は、日本が誇るべきインテリです。 過重労働を常にして悪と戦う検察は、本当に有り難い存在です。
しかし 現在の検察官が、先人の創った “勝率100%”を維持しようと努力するとき、場合によっては “負けるかもしれない試合はしない”という選択をする人も出て来ます。
あくまで想像ですが、この事件を担当する検察官は そういう選択をしたのかもしれません。
・ ・ ・
また、世間が疑問視しているもう一つは、複数の暴漢魔がオートロックのマンションに入り、山口さんを待ち構えて玄関付近で隠れていたことが、住居不法侵入罪になるはずではということ。
この件も公表されませんでしたが、検察が住居不法侵入罪にしなかったのには理由があるはずです。
これも私の想像ですが、考えられる第一は、暴漢魔の誰かが(もしくは知人が)同一のマンションに部屋を借りていた場合です。 自分や自分の友人などが住んでいるマンションに入って、玄関前通路でモジモジしていても 気持ちは悪いですが罪にはなりません。
もう一つの可能性は世間でも言われていることですが、NGT48のメンバーの誰かが、暴漢魔当人や暴漢魔の友人と交流があり、部屋に招き入れていたからだということです。
友人のマンションに遊びに行ったら、たまたま芸能人の山口さんが住んでいたという作り話を覆せないのならば、検察は不法侵入罪の適用を避けるでしょう。
極端な話し、メンバーの誰かが自室にファンの男を連れ込んでよろしくヤっても 違法ではありませんから法では裁けません。
しかし万が一に「山口真帆って気にくわない。襲ってしまって!」と発言したり、SNSで暴行魔とそういう会話があったりすれば、暴漢魔と共にメンバーの女性も起訴される可能性は充分あると思います。
実際には、そういった事が無かった、あるいは そういう証拠が出なかったり隠蔽されたから住居不法侵入罪とはならなかったのでしょう。
本当はやましい気持ちでいっぱいでも、事実被害が低く、しかも「悪気などない」という主張が通りそうならば、検察は起訴をしません。
神様は いずれ裁きますが、検察は 法に背いた事でない限り裁かないのです。
* * *
また、アイドルが恋愛をしてはならないというのは、法律ではありません。ローカルルールです。
ローカルルールだから、検察は誰が誰と付き合っていたかなどを調べたりしません。
それでは、アイドルとして恋愛禁止をするべきだと言う山口さんの考えは間違っていたのでしょうか。
もちろんそうではありません。 法で裁けないことでも倫理上間違っていることはあるのです。
山口さんの考えは正しいと思います。
もう、若い人は三波春夫さんの「お客様は神様です」を知らないかもしれませんが、この言葉は昭和の頃に意味を誤解されて流行りました。
未成年だった私も勘違いしていたのですが、この言葉の意味は「顧客は神様のように大切にすべきだ」ではありません。
三波春夫さんが言った意味は「お客さん(観客)は、神様のように私のようなステージに立つ者の裏も見ている。隠したって気付かれる。神様に誤魔化しが効かないのと同じだ」と言う意味でした。
芸能人などの魅せる商売をする人は、一般的なサラリーマンより魅力が求められます。
(本当はどのような仕事でも魅力を伝えられないと成功できないのですが、芸能人は特にその傾向が高いのです)
アイドルは、アイドルらしい本当の魅力が求められるし、それが偽りなのかはファンには見えるのです。まるで神様のように。
恋愛をする芸能人が居たって良いのです。 でも ステージでは「みんなのことが大好きだよ−!」とか言っておきながら 自室に男を連れ込んでいたという事実が明るみになれば、それに気付けなかった神様はプライドが崩れるように、熱狂的ファンもガクンとくるでしょう。
なんたって、自分が推しているアイドルと握手がしたいがために 年間に何十万円もCDを購入しているのに、知らぬ間に特定のファンの男と自室でどうのこうのでは、お金を掛けて疑似恋愛を楽しんでいたファンは頭にくるでしょう。
(それでも応援を続ける人も居るようですが、そういう人は悟りの境地に至っているのでしょうか …)
アイドルにはアイドルの性格が求められます。
そういう性格でない人はいずれ排除されます。
また、悪役芸人やアウトローの魅力で売っていた芸能人は、悪の魅力が求められます。
だから 萩原健一さんは 違法行為を何度もしても愛されたのです。
(良い人が悪い人かではなく、愛されたかどうかに限っての話しです)
本当の魅力を持たないアイドルは、ファンという神様にいずれは裁かれるのだと思います。
その裁かれる時は、もう始まっているのかもしれません。
* * *
金満主義に至ってしまった運営者を 名指しで批判してしまったのですから、山口真帆さんは NGT48では活動できないと思います。
チームNIIIの例の4名と一緒に、山口さんが歌うのも不愉快でしょうし。
山口さんが第一の主義とする『顧客を思う気持ち』を今後も貫くならば、彼女が国内の他グループに移籍するか、あるいはAKBグループを卒業して、他の事務所に所属してアイドル活動をするのが良いと思います。
彼女なら女性雑誌のモデルも出来そうです。 もしくは執筆業やユーチューバーでも成功できそう。
大きな嵐はまさに災害であり苦しいものです。 それはできれば避けたいものですが、希望しても祈っても避けられるものではありません。
ならば、嵐の過ぎ去った後に、平らに成ったその地に新しいものを創りたいものです。
平成時代は 大きな自然災害の多い時代でしたが、何もかも失い 結果としてまさに平らになって新しいが成った時代でした。
今後もみんなで山口真帆さんを応援していきましょう。
注釈
平成の本当の意味は「国の内外、天地とも平和が達成される」です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/平成
(END)
前回の「その1」で大切なところは『山口真帆さんが NGT48という組織のためを第一に思っていた』ことです。
私は、山口さんが利己的な性格ではなく 組織の繁栄を思っていたことに敬服し、逆に利己的な人というのは、結局のところ社会という組織から排除されるのだなと思います。
集団で生きる動物の全てがそうであるように、社会を形成する人間にとって大切な事は 利他の心だと思います。
* * *
山口さんは、マンションの自宅玄関前で暴漢に襲われました。
それにも関わらず、山口さんという女性が暴漢に襲われても 検察が不起訴とした理由の第一は、被害者である彼女が「怪我はない」と言ってしまった(あるいは 事務所側から言わされた)こと、そして被害届を出さなかった(あるいは事務所側が被害届を出さないことを山口さんに勧めた)ためです。
大きな外傷が無く、そして被害者が告訴せず、しかも被疑者に前科もなく やましい心がない様子ならば、検察は不起訴を選択する可能性が充分考えられます。
なぜなら、日本の検察は法廷で負けるのを極端に嫌うからです。
刑事事件での勝率がほぼ100%の検察は、日本が誇るべきインテリです。 過重労働を常にして悪と戦う検察は、本当に有り難い存在です。
しかし 現在の検察官が、先人の創った “勝率100%”を維持しようと努力するとき、場合によっては “負けるかもしれない試合はしない”という選択をする人も出て来ます。
あくまで想像ですが、この事件を担当する検察官は そういう選択をしたのかもしれません。
・ ・ ・
また、世間が疑問視しているもう一つは、複数の暴漢魔がオートロックのマンションに入り、山口さんを待ち構えて玄関付近で隠れていたことが、住居不法侵入罪になるはずではということ。
この件も公表されませんでしたが、検察が住居不法侵入罪にしなかったのには理由があるはずです。
これも私の想像ですが、考えられる第一は、暴漢魔の誰かが(もしくは知人が)同一のマンションに部屋を借りていた場合です。 自分や自分の友人などが住んでいるマンションに入って、玄関前通路でモジモジしていても 気持ちは悪いですが罪にはなりません。
もう一つの可能性は世間でも言われていることですが、NGT48のメンバーの誰かが、暴漢魔当人や暴漢魔の友人と交流があり、部屋に招き入れていたからだということです。
友人のマンションに遊びに行ったら、たまたま芸能人の山口さんが住んでいたという作り話を覆せないのならば、検察は不法侵入罪の適用を避けるでしょう。
極端な話し、メンバーの誰かが自室にファンの男を連れ込んでよろしくヤっても 違法ではありませんから法では裁けません。
しかし万が一に「山口真帆って気にくわない。襲ってしまって!」と発言したり、SNSで暴行魔とそういう会話があったりすれば、暴漢魔と共にメンバーの女性も起訴される可能性は充分あると思います。
実際には、そういった事が無かった、あるいは そういう証拠が出なかったり隠蔽されたから住居不法侵入罪とはならなかったのでしょう。
本当はやましい気持ちでいっぱいでも、事実被害が低く、しかも「悪気などない」という主張が通りそうならば、検察は起訴をしません。
神様は いずれ裁きますが、検察は 法に背いた事でない限り裁かないのです。
* * *
また、アイドルが恋愛をしてはならないというのは、法律ではありません。ローカルルールです。
ローカルルールだから、検察は誰が誰と付き合っていたかなどを調べたりしません。
それでは、アイドルとして恋愛禁止をするべきだと言う山口さんの考えは間違っていたのでしょうか。
もちろんそうではありません。 法で裁けないことでも倫理上間違っていることはあるのです。
山口さんの考えは正しいと思います。
もう、若い人は三波春夫さんの「お客様は神様です」を知らないかもしれませんが、この言葉は昭和の頃に意味を誤解されて流行りました。
未成年だった私も勘違いしていたのですが、この言葉の意味は「顧客は神様のように大切にすべきだ」ではありません。
三波春夫さんが言った意味は「お客さん(観客)は、神様のように私のようなステージに立つ者の裏も見ている。隠したって気付かれる。神様に誤魔化しが効かないのと同じだ」と言う意味でした。
芸能人などの魅せる商売をする人は、一般的なサラリーマンより魅力が求められます。
(本当はどのような仕事でも魅力を伝えられないと成功できないのですが、芸能人は特にその傾向が高いのです)
アイドルは、アイドルらしい本当の魅力が求められるし、それが偽りなのかはファンには見えるのです。まるで神様のように。
恋愛をする芸能人が居たって良いのです。 でも ステージでは「みんなのことが大好きだよ−!」とか言っておきながら 自室に男を連れ込んでいたという事実が明るみになれば、それに気付けなかった神様はプライドが崩れるように、熱狂的ファンもガクンとくるでしょう。
なんたって、自分が推しているアイドルと握手がしたいがために 年間に何十万円もCDを購入しているのに、知らぬ間に特定のファンの男と自室でどうのこうのでは、お金を掛けて疑似恋愛を楽しんでいたファンは頭にくるでしょう。
(それでも応援を続ける人も居るようですが、そういう人は悟りの境地に至っているのでしょうか …)
アイドルにはアイドルの性格が求められます。
そういう性格でない人はいずれ排除されます。
また、悪役芸人やアウトローの魅力で売っていた芸能人は、悪の魅力が求められます。
だから 萩原健一さんは 違法行為を何度もしても愛されたのです。
(良い人が悪い人かではなく、愛されたかどうかに限っての話しです)
本当の魅力を持たないアイドルは、ファンという神様にいずれは裁かれるのだと思います。
その裁かれる時は、もう始まっているのかもしれません。
* * *
金満主義に至ってしまった運営者を 名指しで批判してしまったのですから、山口真帆さんは NGT48では活動できないと思います。
チームNIIIの例の4名と一緒に、山口さんが歌うのも不愉快でしょうし。
山口さんが第一の主義とする『顧客を思う気持ち』を今後も貫くならば、彼女が国内の他グループに移籍するか、あるいはAKBグループを卒業して、他の事務所に所属してアイドル活動をするのが良いと思います。
彼女なら女性雑誌のモデルも出来そうです。 もしくは執筆業やユーチューバーでも成功できそう。
大きな嵐はまさに災害であり苦しいものです。 それはできれば避けたいものですが、希望しても祈っても避けられるものではありません。
ならば、嵐の過ぎ去った後に、平らに成ったその地に新しいものを創りたいものです。
平成時代は 大きな自然災害の多い時代でしたが、何もかも失い 結果としてまさに平らになって新しいが成った時代でした。
今後もみんなで山口真帆さんを応援していきましょう。
注釈
平成の本当の意味は「国の内外、天地とも平和が達成される」です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/平成
(END)
大切なあなたが 幸せでありますように。
相談屋さん カフェカウンセリング 横尾けいすけ
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