新型ウイルスに対する心構え② 〜オリンピック延期などについて〜
- 2020/03/26
- 23:00
# 新型コロナウイルス # 感染症 # オリンピック・パラリンピック # 病気差別
ご承知のとおり、東京オリンピック・パラリンピックの延期が正式に決まりました。年内の開催は見送り、遅くとも来年(2021年)の夏までに開催すること決定されました。
多くの人が東京オリンピック・パラリンピックの延期を予想はしていたと思われますが、それでもそれが現実となるとがっかりでしょう。“選手寿命”が厳しいベテラン選手、チケットを入手していた観戦者、選手村のマンションを購入した方・・・本当に多くの人が経済的にも心理的にも打撃を被ったのだと思います。
しかし、天災や疫病に負けてはなりません。日本人は毎年のインフルエンザの流行にも負けることなく今までやって来たのです。予防の基本である手の消毒を徹底すること、及び 消毒していない手で自分の鼻や目などを触らないという習慣を付けて、この新型コロナの流行という時期を乗り越えたいものです。
ただ、東京オリンピック・パラリンピックを来年の夏までに開催することは、私は無理だと思います。
正確に言えば、新型コロナウイルスに感染する心配のない時期は、来年の夏までにやってこないと思います。 選手や観戦者が、風邪やインフルエンザに罹るレベルと同じリスクを覚悟しての開催でないと無理だと思います。
その理由は、まず、来年の夏までには、再度の新型コロナの流行が間違いなくあるだろうからです。
この新型コロナウイルスというのはよく分かっていない事も多いのですが、どうやらインフルエンザウイルスと流行の傾向が似ているようです。
まず、インフルエンザも新型コロナも飛沫感染であること、これは間違えありません。
飛沫感染のウイルスは鼻の中や喉の上の方に居るので、咳やクシャミをすると他人に感染しやすくなります。しかし、その感染者の飛沫が 他人の鼻の中や喉に付かないと感染には至りません。
ですから、湿気の多い所や紫外線の豊富な場所では感染が起きにくいのです。
逆に空気が乾燥した時や紫外線が弱い曇りの日などは飛沫が広範囲に飛び散りやすく 不活性化しにくいため、インフルエンザなどの流行は冬期に起こりやすいのです。冬は空気が乾燥しがちで太陽光の紫外線も弱いためです。
当たり前の事ですが、その冬期という季節は、今年の11月ころから北半球で一斉に始まるのです。来年の3月ころまで続くのです。ワクチンが発明され製造されなければ、今年の年末ころにはまた流行するに決まっているのです。
全世界の人が外出やイベント自粛などをして努力しても 残念ながら新型コロナの再流行は来年の夏までに必ず起こります。
また、そのワクチン開発製造についても、非常に厳しいと予想します。
インフルエンザと同じような予防接種をオリンピックに間に合わすのは至難の業だと思います。
まず、予防接種というのは、そのウイルスが流行する前に注射しないと危険です。そのためにインフルエンザ予防接種もインフルエンザが流行する前に注射するわけです。だいたい10月 11月でしょうか。
しかし、今年の10月までにはあと9ヶ月しかありません。その短期間でワクチンを製造するのは無理があります。研究者がワクチンを開発するかもしれませんが、それを製造するには鶏の有精卵が必要。その有精卵を作る鶏のメスとオスが足りなくなるからです。
ワクチン製造用の有精卵を作る養鶏場は、一般の食品の養鶏場と別に存在しています。野鳥との接触を完全に避ける施設でないとなりませんし、有精卵となるようにメスとオスを掛け合わせないとなりません。(現在は人工授精をしているかもしれませんが)また、掛け合わせても全ての卵が健常な有精卵になるとは限りません。
それを今から10月までに、北半球の人口の分まで揃えるのは不可能です。ワクチン製造用の有精卵が足りないのです。
さらに、いま存在するワクチン製造用の鶏の有精卵は、インフルエンザのために使用するなどと既に決まっています。 インフルエンザのワクチンを中止して新型コロナのワクチン製造に回すという事はこれも問題があります。(インフルエンザウイルスでも毎年多くの人が亡くなっているのです)
このように、今年の11月ころには 新型コロナの再流行がまずあること。ワクチン製造が年内に間に合わないことを合わせて考えると、オリンピック・パラリンピックを安心して来年に迎えることは期待できないというのが私の考えです。
ならば今ある新型コロナウイルスに対する恐怖感と嫌悪感を インフルエンザウイルスに対するレベルまで緩和した考えにしないと、オリンピック・パラリンピック開催どころか、日本人の生活も経済もやっていけません。
勿論、インフルエンザも新型コロナも危険な感染症です。死亡する方も居ます。両方とも気をつけなければならないのですが、新型コロナにはインフルエンザ以上に恐怖しすぎな風潮があります。世の中には、空気感染というもっと感染力の強いウイルスもありますし、発症後に治療薬を飲まないと免疫不全という後遺症が発症するAIDSという病気もあります。新型コロナもインフルエンザ同様、たしかに死亡する例もありますが、空気感染に比べれば予防が容易ですし、直接的な後遺症もありません。
過敏な恐怖心は考え直した方が良いと思います。インフルエンザに対する緊張度と同様で良いのではないでしょうか。長期間の恐怖感はストレス高いですよ。
嫌悪感も考え物です。
今、多くの日本人が新型コロナウイルス感染に気をつけている理由は、自分が他人より先に罹ると人に迷惑を掛けるだろうと思っているからでしょう。その気持ちは社会性があって良いのだと思いますが、それが変じて 感染した人を嫌悪するようでは良くありません。
また「コロナに罹って嫌われたり病気差別されたくないからマスクしよう」という考え方も好ましくありません。嫌われたくないという考えに支配されている人は、概ね 他人を好き嫌いしがちな人だから。好き嫌いは構いませんが、それが高じて差別することにないようにしたいものです。
* * *
新型コロナウイルスも インフルエンザウイルスやHIVと同様に長年の戦いになりそうです。少なくとも数年で新型コロナ撲滅はあり得ないでしょう。
長期戦ならば、過剰な恐怖感と嫌悪、そして外出自粛も インフルエンザ並みにしないと勝てません。
現在 “流行”している外出規制やイベントの中止などは、感染予防に確実に効果があるのだと思います。しかし、それを長年続けるのは不可能です。
よって インフルエンザに対する緊張感と同レベルまで考え方を下げないと、精神がもたないと私は思うのです。
ご承知のとおり、東京オリンピック・パラリンピックの延期が正式に決まりました。年内の開催は見送り、遅くとも来年(2021年)の夏までに開催すること決定されました。
多くの人が東京オリンピック・パラリンピックの延期を予想はしていたと思われますが、それでもそれが現実となるとがっかりでしょう。“選手寿命”が厳しいベテラン選手、チケットを入手していた観戦者、選手村のマンションを購入した方・・・本当に多くの人が経済的にも心理的にも打撃を被ったのだと思います。
しかし、天災や疫病に負けてはなりません。日本人は毎年のインフルエンザの流行にも負けることなく今までやって来たのです。予防の基本である手の消毒を徹底すること、及び 消毒していない手で自分の鼻や目などを触らないという習慣を付けて、この新型コロナの流行という時期を乗り越えたいものです。
ただ、東京オリンピック・パラリンピックを来年の夏までに開催することは、私は無理だと思います。
正確に言えば、新型コロナウイルスに感染する心配のない時期は、来年の夏までにやってこないと思います。 選手や観戦者が、風邪やインフルエンザに罹るレベルと同じリスクを覚悟しての開催でないと無理だと思います。
その理由は、まず、来年の夏までには、再度の新型コロナの流行が間違いなくあるだろうからです。
この新型コロナウイルスというのはよく分かっていない事も多いのですが、どうやらインフルエンザウイルスと流行の傾向が似ているようです。
まず、インフルエンザも新型コロナも飛沫感染であること、これは間違えありません。
飛沫感染のウイルスは鼻の中や喉の上の方に居るので、咳やクシャミをすると他人に感染しやすくなります。しかし、その感染者の飛沫が 他人の鼻の中や喉に付かないと感染には至りません。
ですから、湿気の多い所や紫外線の豊富な場所では感染が起きにくいのです。
逆に空気が乾燥した時や紫外線が弱い曇りの日などは飛沫が広範囲に飛び散りやすく 不活性化しにくいため、インフルエンザなどの流行は冬期に起こりやすいのです。冬は空気が乾燥しがちで太陽光の紫外線も弱いためです。
当たり前の事ですが、その冬期という季節は、今年の11月ころから北半球で一斉に始まるのです。来年の3月ころまで続くのです。ワクチンが発明され製造されなければ、今年の年末ころにはまた流行するに決まっているのです。
全世界の人が外出やイベント自粛などをして努力しても 残念ながら新型コロナの再流行は来年の夏までに必ず起こります。
また、そのワクチン開発製造についても、非常に厳しいと予想します。
インフルエンザと同じような予防接種をオリンピックに間に合わすのは至難の業だと思います。
まず、予防接種というのは、そのウイルスが流行する前に注射しないと危険です。そのためにインフルエンザ予防接種もインフルエンザが流行する前に注射するわけです。だいたい10月 11月でしょうか。
しかし、今年の10月までにはあと9ヶ月しかありません。その短期間でワクチンを製造するのは無理があります。研究者がワクチンを開発するかもしれませんが、それを製造するには鶏の有精卵が必要。その有精卵を作る鶏のメスとオスが足りなくなるからです。
ワクチン製造用の有精卵を作る養鶏場は、一般の食品の養鶏場と別に存在しています。野鳥との接触を完全に避ける施設でないとなりませんし、有精卵となるようにメスとオスを掛け合わせないとなりません。(現在は人工授精をしているかもしれませんが)また、掛け合わせても全ての卵が健常な有精卵になるとは限りません。
それを今から10月までに、北半球の人口の分まで揃えるのは不可能です。ワクチン製造用の有精卵が足りないのです。
さらに、いま存在するワクチン製造用の鶏の有精卵は、インフルエンザのために使用するなどと既に決まっています。 インフルエンザのワクチンを中止して新型コロナのワクチン製造に回すという事はこれも問題があります。(インフルエンザウイルスでも毎年多くの人が亡くなっているのです)
このように、今年の11月ころには 新型コロナの再流行がまずあること。ワクチン製造が年内に間に合わないことを合わせて考えると、オリンピック・パラリンピックを安心して来年に迎えることは期待できないというのが私の考えです。
ならば今ある新型コロナウイルスに対する恐怖感と嫌悪感を インフルエンザウイルスに対するレベルまで緩和した考えにしないと、オリンピック・パラリンピック開催どころか、日本人の生活も経済もやっていけません。
勿論、インフルエンザも新型コロナも危険な感染症です。死亡する方も居ます。両方とも気をつけなければならないのですが、新型コロナにはインフルエンザ以上に恐怖しすぎな風潮があります。世の中には、空気感染というもっと感染力の強いウイルスもありますし、発症後に治療薬を飲まないと免疫不全という後遺症が発症するAIDSという病気もあります。新型コロナもインフルエンザ同様、たしかに死亡する例もありますが、空気感染に比べれば予防が容易ですし、直接的な後遺症もありません。
過敏な恐怖心は考え直した方が良いと思います。インフルエンザに対する緊張度と同様で良いのではないでしょうか。長期間の恐怖感はストレス高いですよ。
嫌悪感も考え物です。
今、多くの日本人が新型コロナウイルス感染に気をつけている理由は、自分が他人より先に罹ると人に迷惑を掛けるだろうと思っているからでしょう。その気持ちは社会性があって良いのだと思いますが、それが変じて 感染した人を嫌悪するようでは良くありません。
また「コロナに罹って嫌われたり病気差別されたくないからマスクしよう」という考え方も好ましくありません。嫌われたくないという考えに支配されている人は、概ね 他人を好き嫌いしがちな人だから。好き嫌いは構いませんが、それが高じて差別することにないようにしたいものです。
* * *
新型コロナウイルスも インフルエンザウイルスやHIVと同様に長年の戦いになりそうです。少なくとも数年で新型コロナ撲滅はあり得ないでしょう。
長期戦ならば、過剰な恐怖感と嫌悪、そして外出自粛も インフルエンザ並みにしないと勝てません。
現在 “流行”している外出規制やイベントの中止などは、感染予防に確実に効果があるのだと思います。しかし、それを長年続けるのは不可能です。
よって インフルエンザに対する緊張感と同レベルまで考え方を下げないと、精神がもたないと私は思うのです。
大切なあなたが 幸せでありますように。
相談屋さん カフェカウンセリング 横尾けいすけ
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