新型ウイルスに対する心構え④ 〜 マスク装着の効果 〜
- 2020/04/16
- 17:00
# 新型コロナウイルス # 感染症 # 人の気質 #気性 #国民性
1.マスクが相変わらず売っていない
四月中旬を過ぎても 相変わらず、マスクが売っていない!
自宅のストックがもうすぐ切れそうで困っています。
記憶が正しければ二ヶ月ほど前から、マスク製造業者は増産フル稼働。他業種からも新規参入してくれ、マスクの供給量は高まっているはずにも関わらず、街のドラッグストアには「本日、マスクの入荷はありません」の表示。 なぜにこんなにも マスク不足の状態が解消しないのだろう。
ひとつの理由は、医療部門や公務員などのコロナウイルス感染を被るわけにいかない方々に優先して納品しているのだろう。 医師や警察官、消防士や自衛官などが感染してしまっては、大変なことになるから。 その方針は正しいのだと思う。
それしても、日本中どころか世界中のマスク生産工場がフル稼働のはずなのに、不足が解消されていないのはどうしてだろう。
その理由は、実は誰もが知っているように、いまだにマスクを買い込んでいる人が、日本はもちろん世界中で少なくないかからでしょう。
マスクを多めに買っておこうという気持ちは分かります。 でも、マスクの箱に囲まれて生活する人は、どうでしょう。
仮に、マスクをひとりが一日に(多めに見積もって)1.5枚使用すると仮定して、280枚あれば186日分(6ヶ月分)の確保という計算になります。つまり、50枚入りのマスクだったら、5.6ケースもあれば、半年は不足にならないはずなのです。(4人家族なら 22.4ケース)
つまり、一人住まいなら6ケース、4人家族なら22ケースを超える数のマスクに囲まれての生活しているのならば、6ヶ月は買わなくて良いはずなのです。 それ以上の買い込みは控えてもらわないと、マスクを本当に必要とするコロナ感染者がマスクをできなくなってしまい、本末転倒です。
2.マスクを買い込んで、マスクに埋もれて生活している人
マスクを買い込む人は、ちょっとした勘違いを起こしています。勘違いと共に、わらにもすがる弱気な精神状態で錯乱していると思うのです。
まず第一に、感染を受けること(ここでは分かりやすく “受感染”と造語します)の予防にマスクはほとんど効果がないという基本を忘れている。 マスクをしていれば、たとえ近くにコロナ感染者が居ても ちょっとは予防効果があるだろうと勘違いしていると思うのです。
何年も前から言われているように、マスク着用の予防効果はほとんどありません。
どのくらい予防効果が乏しいかというと、ちょうど、花粉症の人が花粉の飛ぶ時季に マスクをしても クシャミが止まらないのと似ています。 花粉が多くなった日にはマスクしてもクシャミが止まらない人、少なくないでしょう。
花粉アレルギーを引き起こす花粉のアレルゲン物質はとても小さく、マスクの網目を通り抜けます。そして一般的なマスクは隙間が上下左右にありますから、花粉アレルゲンは鼻の中に到達してしまうのです。
コロナなどのウイルスは、花粉アレルゲンよりさらに小さいので、マスクで防御は無理なのです。
そんな『マスクに受感染予防効果はない』と知っていたはずなのに「街中ではマスクが品不足」という情報に惑わされて、焦って買い込む。これは一体どうしたのでしょうか。
マスクは本来、万が一自分が感染者だった場合に備えて、他人様(ヒトサマ)に感染させないために装着するものです。これが大原則。それを全く逆に思い違えを起こし、受感染しないためにマスクで混み合ったスーパーマーケットに行って「コロナって怖いわよねぇー!」と井戸端会議して、家に着いたら そのマスクを部屋に干しておいて「お隣さんに夕方会うときにもう一度使おう」では無意味です。 干しているマスクの表面にはコロナウイルスがベッタリ居るかもしれませんので。(居ないかもしれないけれど、もし居た場合は お隣さんに向かって感染を広げることになります)
3.オイルショックの時代も今も同じ
平成生まれの方はご存知でないかもしれませんが、昭和の時代にオイルショックという現象があったのです。社会科の勉強で学んだでしょうか。
第一次オイルショックは1973年の11月ころ。翌1974年には「このまま石油が不足すると、トイレットペーパーが不足になる」という妄想が世間に広まりました。 今でこそ石油が不足したらまず電力を心配すべきだと思うのですが、当時は まずトイレットペーパーだったのです。 時代が水洗トイレ普及のタイミングでもありましたし。
そういう妄想話しを信じなかった人でさえも、実際にスーパーマーケットに行ってトイレットペーパーが在庫不足ぎみを見てしまうと「こりゃいかん!」と、背負うほど大量に買い込んだわけです。そういう人がどんどん増えて、結局品切れ。メーカーが生産しているのにも関わらず、品不足となりました。
当時からもうすぐ50年。 半世紀も経てば、日本のような先進国では民衆の知性も体格も高まりうるはずなのですが、体格ばかり立派になって、相変わらず賢明とはいえません。
* * *
マスクを付ける意味は、もしかしたら自分が感染者かもしれないので、他人様に感染させないために付けるものです。
コロナウイルスは、電子顕微鏡でもウイルスを観察発見できない暗黒期というのがインフルエンザより長い様子です。初期症状もインフルエンザのように いきなり高熱でない患者が少なくありません。 よってどんなに予防に気をつけている人であっても 感染している可能性を否定できない時代になってしまいました。
時代はもう令和。昭和時代よりは少し冷静になって、クールな気持ちで正しい情報を正しく思考の材料にしたいものです。
1.マスクが相変わらず売っていない
四月中旬を過ぎても 相変わらず、マスクが売っていない!
自宅のストックがもうすぐ切れそうで困っています。
記憶が正しければ二ヶ月ほど前から、マスク製造業者は増産フル稼働。他業種からも新規参入してくれ、マスクの供給量は高まっているはずにも関わらず、街のドラッグストアには「本日、マスクの入荷はありません」の表示。 なぜにこんなにも マスク不足の状態が解消しないのだろう。
ひとつの理由は、医療部門や公務員などのコロナウイルス感染を被るわけにいかない方々に優先して納品しているのだろう。 医師や警察官、消防士や自衛官などが感染してしまっては、大変なことになるから。 その方針は正しいのだと思う。
それしても、日本中どころか世界中のマスク生産工場がフル稼働のはずなのに、不足が解消されていないのはどうしてだろう。
その理由は、実は誰もが知っているように、いまだにマスクを買い込んでいる人が、日本はもちろん世界中で少なくないかからでしょう。
マスクを多めに買っておこうという気持ちは分かります。 でも、マスクの箱に囲まれて生活する人は、どうでしょう。
仮に、マスクをひとりが一日に(多めに見積もって)1.5枚使用すると仮定して、280枚あれば186日分(6ヶ月分)の確保という計算になります。つまり、50枚入りのマスクだったら、5.6ケースもあれば、半年は不足にならないはずなのです。(4人家族なら 22.4ケース)
つまり、一人住まいなら6ケース、4人家族なら22ケースを超える数のマスクに囲まれての生活しているのならば、6ヶ月は買わなくて良いはずなのです。 それ以上の買い込みは控えてもらわないと、マスクを本当に必要とするコロナ感染者がマスクをできなくなってしまい、本末転倒です。
2.マスクを買い込んで、マスクに埋もれて生活している人
マスクを買い込む人は、ちょっとした勘違いを起こしています。勘違いと共に、わらにもすがる弱気な精神状態で錯乱していると思うのです。
まず第一に、感染を受けること(ここでは分かりやすく “受感染”と造語します)の予防にマスクはほとんど効果がないという基本を忘れている。 マスクをしていれば、たとえ近くにコロナ感染者が居ても ちょっとは予防効果があるだろうと勘違いしていると思うのです。
何年も前から言われているように、マスク着用の予防効果はほとんどありません。
どのくらい予防効果が乏しいかというと、ちょうど、花粉症の人が花粉の飛ぶ時季に マスクをしても クシャミが止まらないのと似ています。 花粉が多くなった日にはマスクしてもクシャミが止まらない人、少なくないでしょう。
花粉アレルギーを引き起こす花粉のアレルゲン物質はとても小さく、マスクの網目を通り抜けます。そして一般的なマスクは隙間が上下左右にありますから、花粉アレルゲンは鼻の中に到達してしまうのです。
コロナなどのウイルスは、花粉アレルゲンよりさらに小さいので、マスクで防御は無理なのです。
そんな『マスクに受感染予防効果はない』と知っていたはずなのに「街中ではマスクが品不足」という情報に惑わされて、焦って買い込む。これは一体どうしたのでしょうか。
マスクは本来、万が一自分が感染者だった場合に備えて、他人様(ヒトサマ)に感染させないために装着するものです。これが大原則。それを全く逆に思い違えを起こし、受感染しないためにマスクで混み合ったスーパーマーケットに行って「コロナって怖いわよねぇー!」と井戸端会議して、家に着いたら そのマスクを部屋に干しておいて「お隣さんに夕方会うときにもう一度使おう」では無意味です。 干しているマスクの表面にはコロナウイルスがベッタリ居るかもしれませんので。(居ないかもしれないけれど、もし居た場合は お隣さんに向かって感染を広げることになります)
3.オイルショックの時代も今も同じ
平成生まれの方はご存知でないかもしれませんが、昭和の時代にオイルショックという現象があったのです。社会科の勉強で学んだでしょうか。
第一次オイルショックは1973年の11月ころ。翌1974年には「このまま石油が不足すると、トイレットペーパーが不足になる」という妄想が世間に広まりました。 今でこそ石油が不足したらまず電力を心配すべきだと思うのですが、当時は まずトイレットペーパーだったのです。 時代が水洗トイレ普及のタイミングでもありましたし。
そういう妄想話しを信じなかった人でさえも、実際にスーパーマーケットに行ってトイレットペーパーが在庫不足ぎみを見てしまうと「こりゃいかん!」と、背負うほど大量に買い込んだわけです。そういう人がどんどん増えて、結局品切れ。メーカーが生産しているのにも関わらず、品不足となりました。
当時からもうすぐ50年。 半世紀も経てば、日本のような先進国では民衆の知性も体格も高まりうるはずなのですが、体格ばかり立派になって、相変わらず賢明とはいえません。
* * *
マスクを付ける意味は、もしかしたら自分が感染者かもしれないので、他人様に感染させないために付けるものです。
コロナウイルスは、電子顕微鏡でもウイルスを観察発見できない暗黒期というのがインフルエンザより長い様子です。初期症状もインフルエンザのように いきなり高熱でない患者が少なくありません。 よってどんなに予防に気をつけている人であっても 感染している可能性を否定できない時代になってしまいました。
時代はもう令和。昭和時代よりは少し冷静になって、クールな気持ちで正しい情報を正しく思考の材料にしたいものです。
大切なあなたが 幸せでありますように。
相談屋さん カフェカウンセリング 横尾けいすけ
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