「潜在意識とは何か」シリーズ② 渡り鳥の秘密
- 2015/05/02
- 14:00
今回は、渡り鳥の秘密を 例えにしてお話しします。
渡り鳥の秘密と言っても、なぜ 迷わずに長旅が出来るのかの話しではなく、
「なぜ、渡り鳥は長旅をするのか」を考えます。
大空高く飛ぶ鳥を見ていると、優雅でイイなぁと思いますが、鳥が飛ぶには大変な体力消費が伴います。
そして、疲れたからといって、海を渡る鳥は 次の島まで休めません。
へとへとでも飛び続けなくてはなりません。
ヒマラヤ山脈を越えるツルも命がけであり、体力の無いものは絶命するのです。
なぜ、そんなリスクを冒してまで、鳥は 渡るのでしょうか。
目的地の豊富な食べ物とか、繁殖に適した地域とか、渡り鳥に何か欲する事が有るから渡るのでしょうか。
私は、渡り鳥が長旅をするのは、豊かな食物を夢見てとか 好環境に憧れてという理由ではないと思うのです。
長旅をするのは、鳥の潜在意識の想いだと考えます。
人間と比べ、フツウの意識が極端に少ない鳥類の意識は、潜在意識が主だからです。
潜在意識は、己が宿った生物を「生かそう」とします。また、潜在意識のその他の想いは、
「繁殖」(子孫を残したい)や、「種の保存」(自分と近いDNAを残し続ける)などです。
さて、人間は、フツウの意識が広くなりました。
そのため、人間の潜在意識は、時には裏に隠れ 時にはフツウの意識と混ざり合っています。
その混ざったものが、愛とか、恋、思いやりなどです。
潜在意識そのもの、つまり混ざっていない処は、愛、恋、思いやりなど無いのです。
渡り鳥の潜在意識も人間と同じように、大昔から種の保存も想っています。
人間は、他の動物よりも環境の変動に適応できます。
着衣などで寒暖をしのげますし、食べ物を保存することも知りました。
ですから、人間だけが、北極圏から赤道直下、高山などあらゆる所に暮らせるのです。
衣服を持たず 食料保存が出来ない鳥類は、環境が激変した場合、大移動を試みなくてはなりません。
残っていたら、絶命するのです。すべてが絶えた時、種の保存は失敗として終わるのです。
ですから、種の保存を想う 渡り鳥の潜在意識が、大昔から長旅をしたいと想うのは、
環境の激変に対応するために長距離飛行をする習慣です。
習慣化しておくことで、いつでも環境激変に対応できるようにしてあるのです。
99girslさん作「晩秋の渡り鳥 北海道長都沼」
さて、人間も 原始人の頃は、大陸間大移動をしたと言われます。
原始人の頃は、今よりも環境適合性が弱かったので、種の保存のために、
人間に宿る潜在意識は、人を移動をさせたのでしょう。しかも何十世代にも続けさせて。
その大移動の欲求は、今のあなたにも宿っています。
ときおりに「遠くに行きたい」という気持ちとして現れるのです。
大切なあなたが 幸せでありますように。
相談屋さん カフェカウンセリング 横尾けいすけ
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