恐怖と恐怖感
- 2015/06/13
- 16:00
まずは、こちらの動画をご覧ください。
サバンナで暮らす3人が、オスを含む15頭のライオンから 獲物のお裾分けを頂こうとしています。
(恐がりの方のために 先に結果を言いますが、人間もライオンも血を流すことなく事を終えます)
イギリスの公共放送局BBCによるものですが、やらせが無い映像だとして 話しを進めます。
やはり注目すべきは、銃などの武器を持たない人間が 百獣の王ライオンを屈服させることが出来た事実です。
「リラックスすれば、誰も怪我などしないさ」と、サバンナの人は言っていますが、
とても私たち日本人には出来ませんね。
なぜ、彼らには出来て、私たちには出来ないのでしょうか。
「この3人は怖い物知らずだから」そういう意見も有るでしょう。
しかし、ライオンの大きさと体力と戦闘能力の高さは、私たちより彼らの方がよっぽど知っています。
子どもの頃から目の前でその恐怖を見ていますから。
私はこう思うのです。
サバンナの人々は、恐怖を知っていても それを恐怖感にしないのだと。
恐怖と恐怖感は違います。恐怖が過去にあった事実で、恐怖感は未来に起こるかもしれないという気持ちです。
私も含めた日本人は、もしライオンに近づいたりしたら 咬まれたり殺されたりするに決まっているという
恐怖感が大きく、サバンナの人は恐怖感を小さく出来るのです。
私はここで “ 幸福になるためにライオンに打ち勝ちましょう” などと言うつもりはありません。
私がお伝えしたいのは、恐怖と恐怖感の違いです。
サバンナの人も私たちも、恐怖は同じように認識するのです。
潜在意識は、まず第一に生きる事を目標とします。
ですから生きるために必要な恐怖は、全ての人間が認識します。
一方、恐怖感は、潜在意識ではないフツウの意識の中で 大きくも小さくもなります。
恐怖を認識する事は大切ですが、未来に悪い事が起こるかもしれないという恐怖感は小さくしたいものです。
身体の調子が悪いからと インターネットなどで症状を調べ、病名を推測するような事は止めましょう。
恐怖感が膨れるだけです。その恐怖感がさらに具合を悪くします。
調子が良くない時は、臨床経験の有る医師に治療は一任し、その指示に従い、治った自分をイメージしましょう。
受験勉強で合格出来なかったらどうしようと恐怖感を膨らまさず、
勉強の合間に目標校に楽しく通う自分を想像しましょう。
パートナーが浮気したらどうしようと不安に思っていると、それは恐怖感となり あなたの表情を険しくします。
そういう表情が、パートナーの気持ちを醒めさせ、結果として浮気を引き寄せるのです。
私たちはサバンナの人々と比べて、文明を発展させました。
しかし 同時に、恐怖感まで高めてしまったように思えます。
もし、恐怖感が強くなったら、自分にこう言いましょう。
「それでも、私は 今までやってこれたのだ」と。
大切なあなたが 幸せでありますように。
相談屋さん カフェカウンセリング 横尾けいすけ
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